最後の忠臣蔵

最後の忠臣蔵を読んだ(・∀・)

『最後の忠臣蔵』(さいごのちゅうしんぐら)は、池宮彰一郎の連作小説集およびその表題作、またこれを原作としたテレビドラマである。
元禄赤穂事件の生き残りである赤穂浪士・寺坂吉右衛門にスポットを当てた作品である。

映画の「最後の忠臣蔵」と異なり、主役は寺坂吉右衛門だった。
映画版は瀬尾孫左衛門だったので吉右よりも孫左の方が辛い人生のように思えたが、
原作を読むとやはり死ぬことを許されぬ吉右の方が辛いのかなぁと思ったり思わなかったり。

映画版に人形浄瑠璃シーンが追加されたのは孫左の出てくる短編「最後の忠臣蔵」が
短いのと、孫左と可音の意識上に浮かび上がらせてはならぬ、言葉にしてはならぬ
或いは言葉に出来ぬ恋愛とも親子の愛とも異なる、強い歪な関係にスポットライトを
当てたかったからか。

映画を観た時は全然気にしてなかったので知らなかったが寺坂信行(寺坂吉右衛門)と
瀬尾孫左衛門という実在の人物をモデルにしてたのかΣ(゚∀゚;)


時代小説なので固い文体でしばしばわからぬ言葉をぐぐらねばならなかったが
スッキリとした読み応えがあったので読んでいて心地良かった(・∀・)

「仕舞始」は討ち入り後から迷っていた吉右が改めて決意するまでのお話。

「火蛾の火」は麦屋佐平とその妹・篠の苦境を助けるお話。微妙な色恋沙汰がある?

「命なりけり」は吉右の話としては最大の盛り上がりを見せる話…かな?
ご無沙汰過ぎてセカンド童貞と言っては過言ではない俺氏は「吉右もげろヽ(Д´)ノ」と
思ったり「バカバカ、戸山局のバカァヽ(
Д´)ノ」と思ったり忙しかった。
話本編も47士の子達への遠島猶予赦免を得る為に一命を賭したりと色々と良かった(・∀・)

「最後の忠臣蔵」は当たり前だけど映画よりも淡々としていた。
ラストはちょっと違った。今までの流れで吉右に感情移入をして読んでいたから、
映画よりも残された吉右の気持ちが気になった(´・ω・`)

映画を観た時は嫁入り行列の辺りが冗長に思えたけど、原作の吉右の奮闘や
元藩士の窮状やそれを救った内蔵助の深謀遠慮を踏まえると、また違った
感じに見えてくるだろうなと思った。


てっきり「最後の忠臣蔵」だけが映像化されたのかと思って、
「吉右の話も映画化してヽ(`Д´)ノ」と思ったが、既に10年前にテレビドラマ化されてた。

2004年11月5日から2004年12月10日までNHKの「金曜時代劇」で放送された。初回に討ち入りが描かれた。

キャストを抜粋すると

寺坂吉右衛門 - 上川隆也
瀬尾孫左衛門 - 香川照之
篠(瀬尾孫左衛門の妹) - 和久井映見
徳川家宣 - 榎木孝明
可音(内蔵助の娘) - 水橋貴己
進藤源四郎 - 江守徹
大石内蔵助 - 北大路欣也

黒乳首が吉右Σ(゚∀゚;)
ということは「仕舞始」の鎌倉で黒乳首を披露したのか( ・´ω・`)

香川照之が孫左衛門…枯れてなさそうでちょっと嫌だw
最後、岩崎弥太郎の顔みたいになってたらどうしよう(´・ω・`)

篠が和久井映見というのはいいんだけれども瀬尾孫左衛門の妹?
設定が変わってるのかな。可音役の水橋貴己って誰やと思ったら
もう引退して歯科衛生士さんかなんかみたいだねぇ。
時代劇によく出ていたみたいだけど。どうでもいいが、どういう
情報ソースから近況を得たのだろうかとちょっと気になったw
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進藤源四郎長保はシュッとした細面を想像していたが江守徹か…
若い頃はシュッとしていたのだろうけども…

ちょっと観てみたい気はする(・∀・)


まあ何にしても映画は映画の良さがあり、原作は原作の良さがあったな(・∀・)